第89回全国高等学校ラグビーフットボール大会出場選手壮行会が本校体育館で行われました。
10年ぶりに花園出場を決めたラグビー部の壮行会が正午から本校体育館で行われました。今季のラグビー部の戦歴をまとめたDVDの放映の後、拍手の中、野田滉貴主将を先頭に選手たちが入場しました。松本勝男校長、山口涼介生徒会長から「長崎県代表として、感動を与えるような試合をしてきてほしい」との激励の言葉が述べられました。
これを受けて野田滉貴主将は「初心を忘れることなく、日本一をめざしてがんばりたい」と抱負を述べ、市山良充監督も「まずは全国ベスト8をめざしたい」と健闘を誓うと、全校生徒からも大きな拍手が起こった。チームの勝利を願って、全員で校歌を歌って壮行会は終了しました。
この後、松本校長、市山監督、野田主将をはじめ3名のラグビー部員は長崎市役所を訪れて出場を報告。智多正信副市長からは、「精一杯がんばってきてほしい。また、将来、チームの中から五輪種目に採用される7人制ラグビーの日本代表が現れてほしい」と期待を込めた激励の言葉をいただきました。
この壮行会の様子は、12月21日(月)夕方の長崎の各テレビ局や12月22日(火)の長崎新聞や毎日新聞にも取り上げられていました。
≪山口生徒会長の激励の言葉と市山監督の挨拶を紹介します。≫
ラグビー部の皆さん、花園出場本当におめでとうございます先日の北陽台高校との決勝戦では、私たちに多くの感動と勇気を与えてくれました。
みなさんはこれまで、つらく苦しい練習に耐え、そして、自分自身をたくましく鍛え上げてきました。チーム全体を強い絆で結びつけ、花園でも必ず活躍してくれるものと信じています。
花園でもまだまだ厳しい試練が待ち受けていると思いますが、自分を信じ、仲間を信じて1戦1戦を大事に頑張ってください。
そして、長崎県の代表として是非、「全国一」を勝ち取ってきてください!! 私たち全員が皆さんを最後まで応援していきます。
みなさんの活躍を心から祈っています。
生徒会長 山口 涼介
この度、私たちラグビー部は、10年ぶり2回目となる全国大会に駒を進めることができました。初出場まで10年、2回目にもまた10年という歳月を費やしてしまったことは、私の指導の至らなさであり、反省いたしているのですが、それでも、再び花園の夢舞台に立つことができたことは、暑い日も寒い日も雨の日も雪の日も、共に夢を追いかけてくれた部員達がいてくれたからだと思います。そして今年のチームは、野田キャプテン以下49名が、そんなOBやご支援いただいている方々の思いを理解し、今年のスローガン通り CONFRONT(いっしょに 前へ) してくれたからだと思います。チームの夢を実現してくれた部員達に心から感謝しています。おめでとう、そして、ありがとう。
さて、2回目の出場にあたり、私は一つの真理に気づかされました。それは、勝負の世界は力をつけたら勝てるというものではないということです。多くの方々から、心から応援していただけるようにならなければ、勝利や夢をつかむことはできないということです。決勝戦の全校応援、本当にありがとうございました。フィールドの選手達もベンチも皆さんの応援でどれほど勇気づけられたことか。全校が一つになった証が、花園切符だったのです。私たちは25日に出発し、30日、元旦、3日、5日、7日と戦っていくのですが、初戦と元旦の2試合をなんとしても勝ち上がり、全国ベスト8に REAL RISE したいと思っています。そして目指すは全国制覇です。
最後に、もう一言だけ話しをさせてください。私は、我が母校長崎南山高校は、もっともっと誇れる素晴らしい学校になれると信じています。そのためには、全校生徒の皆さん一人一人の力が必要なのです。一人一人が夢を持ち、自分を律し、日々努力を積み重ねることが必要なのです。みんなで FOR NANZAN で頑張っていきましょう。
本日はこのような盛大な壮行式を行っていただきまして本当にありがとうございました。
ラグビー部監督 市山 良充