保護者各位
長崎南山中学・高等学校
育友会会長 井 手 信 也
校 長 永 山 誠
長崎県私学振興大会への参加について(お願い)
店頭に並ぶ食べ物に、道ゆく人々の服装に、また野山にも秋の気配が漂い始めました。保護者の皆さまにはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。平素から南山教育の充実発展にご理解とご協力を賜り、心から感謝申し上げます。
さて、私立学校は公教育の一翼を担い、創立者の建学の精神と独自の教育方針によって、県民の要請と期待に応え、多彩な教育機会を提供し有為な人材を育成し、わが国の教育に貢献、今や私学抜きに教育は語れない状況にいたっております。
ところが、私立学校は、その大部分を税負担によって運営されている公立学校とは違い、保護者の多大な負担に依存しているのが実情です。昭和50年になって、ようやく「私立学校振興助成法」が制定され、公的助成の道が開かれました。しかしながら、依然として公私間の公的助成には大きな格差があり、公私間の学校納付金の格差は数倍にも広がっております。従って経済不況が長期化する現在、小学・中学卒業者が、ほんとうに自分にあった中学・高校を選ぼうにも選べない状況になっています。加えて国の行財政改革の一環として、「三位一体改革」が打ち出され、「私学助成費補助金」が廃止の対象にされ、地方交付税として一般財源化されることになると、県の財政力によっては私学助成が低下することも予想されます。こうなると私立学校の経営の悪化はもちろんのこと、私学に通う児童生徒の保護者が負担する教育費の公立学校との格差はさらに広がり、私学教育の危機的状況が懸念されます。
そこで、保護者の皆さま、県民の皆さまのご理解とご協力を得て、私立学校の振興及びさらなる充実発展を図って、右記のとおり「長崎県私学振興大会」が開催されることになりました。当日は、私立中学、高等学校から1,200名、私立幼稚園から800名の皆様にご参加いただき、県知事、県議会議員の先生方に、私学の厳しい状況を訴え私学助成のより一層の充実を強く訴えたいと考えています。
つきましては、本校にも89名の参加動員の要請が参っております。育友会、学校としましては、保護者の皆様に一人でも多くご参加をお願いする次第でございます。ご多忙のこととは存じますが、主旨をご理解の上ご協力のほどよろしくお願いいたします。
なお、当日は、衆議院議員(自由民主党) 河村建夫先生のご講演も予定されています。
記
1.名称 平成19年度 第3回長崎県私学振興大会
主題「長崎県の子どもたちの明るい未来のために」
?公私間格差を是正し、真の学校選択の自由を?
?教育は幼稚園から?
2.主催 長崎県私立中学高等学校PTA連合会
長崎県私立幼稚園PTA連合会
長崎県私立中学高等学校協会
長崎県私立幼稚園連合会
3.日時 平成19年10月26日(金)
13:30 ? 15:30
(13:00までに入場をお願いします)
4.場所 長崎ブリックホール
なお、出欠表は生徒を通じて保護者のもとに届いていると思います(10月4日に配布しています)。
10月11日(木)までに学級担任にご提出下さい。