早春の候 皆様方におかれましてはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。日頃より本校の教育に,深いご理解とご協力をいただき,心から感謝を申し上げます。
去る1月,本校では,「魅力ある学校づくりのための 保護者・在校生アンケート」を実施させていただきました。皆様方のご協力ありがとうございました。昨 年度は7月に実施いたしましたが,今年度は2学期を終え,3年生が家庭学習に入る直前に実施させていただきました。アンケートの項目は昨年同様、保護者の 皆様には25項目、在校生には23項目を設定いたしました。評価の目安は、次の4段階でした。
4=よくあてはまる 3=ややあてはまる
2=あまりあてはまらない 1=まったくあてはまらない
なお,回答率は,中学保護者…89.7%,高校保護者…85.9%,中学在校生…99.1%,
高校在校生.…95.5%でした。今年も昨年同様,大変高い回答率となりました。皆様方の本校に対する関心の高さに,ただただ感謝の念で一杯です。参考ま でに、昨年度の評価を,括弧書きで表記しております。各項目において,小数単位で上下の変動が見受けられますが,特に変動が著しい項目や数値が低い状態に 甘んじている項目につきましては,しっかりと分析を行い,よりよい学校づくりに尽力してまいります。
また、保護者の皆様より,励ましやお叱りのコメントも多数頂きました。ありがとうございました。頂いたご意見やご期待に応えられるよう,これからも努力し ていく所存でございます。今後とも,どうぞよろしくお願いいたします。
平成20年度 長崎南山中学校・高等学校 教職員による自己評価結果について
1.学校評価のねらい
(1)学校の基本方針や教育目標に基づいて、実施状況や達成状況を自己評価し、成果と課題を明らかにすることによって、学校運営・経営の改善に努め、教育力向上に活かす。
(2)評価結果を公表することによって、開かれた学校づくりに努めるとともに、保護者や地域からの評価を受けることによって、より一層の学校運営・経営の充実に役立てる。
2.自己評価の実施時期および回答
実施時期 平成21年3月27日4月4日まで
対 象 教職員52名
回答数 教職員47名 回収率 90.4%
3.評価の目安(基準)
4:十分に達成している 3:おおむね達成している
2:どちらかというと達成されていない 1:ほとんど達成されていない
4.自己評価表および評価結果について
昨年度の評価を受けて、一人一人が自らの愛校心を奮い立たせ、協力体制を組みながら努力した結果、ほとんどすべての項目で昨年より評価を上げ、高い評価につながった。国公立大学合格者70名以上という目標も達成でき、日々の努力が実を結んだ。しかし その一方で、成績不振者に対するケアが十分に行き届いていない現実もあり、これは自己評価の中でも評価は高くなかった。校内研修や現職教育のあり方にも深く関わってくる問題だと思われる。少しずつでは あるが研修のチャンスは増やしてきているので、今後ともお互いが自己研鑽に努め、資質向上に邁進していきたい。
5.学校評価活動の成果と課題について
自己評価も3年目を迎え、職員が自己評価を意識し、共通理解が大切であるとの認識 をふまえて、学年間・教科間・校務分掌間でそれぞれまとまり、協力体制 ができてきた。このような全職員の努力の成果が、ほとんどの項目で昨年より高い評価をつけたのだと思う。今後も「学習指導」「部活動」「生徒指導」の 三本柱の経営ビジョンを堅持し、男子校としてのアイデンティティをいかに保っていくか。また、保護者や生徒から選ば れる学校となるために、21年度の 努力目標「学力とマナーのレベルアップ」につなげていくことが大切である。これからも生徒による授業評価、保護者・生徒アンケート、教職員による自己 評価を実施し、検証を行っていきたい。