中学生が漁業体験(平戸)と農業体験(大瀬戸)を行いました。

中学2年生の漁業体験

 

 中学2年生41名は6月13日(金)のから14日(土)にかけて、平戸へ漁業体験に出かけました。梅雨に入り天候が心配されましたが、この2日間は晴天に恵まれ全てのことを計画通りに実施することが出来ました。週の前半の予報では1週間ずらっと雨マークが並んでいましたが生徒達の普段の行いが良かったのか、漁業体験の2日間は風もなく絶好の天気になりました。

 

 副担任の吉本先生と谷?が運転するマイクロバス2台にクラスごとに分乗し、校長先生の運転する自家用車と3台で出かけました。今年で3年目の行事です。昨年は雨風が強くて船に乗ることが出来ませんでした。生徒達も楽しみにしていたので定置網の漁業を体験させることが出来てほっとしました。しかも大漁でした。タモ網で必死にすくい上げ、全員でかかっても2回、3回、4回とすくわないとすくい上げることが出来ません。イカやアジなどたくさんの魚を捕ることが出来ました。5時30分に出港して約1時間かけて体験した定置網でした。綾香水産の社長さんが『自然を相手に身体を張ってする仕事は男の仕事ばい。船乗りになって漁業をしたい者はおらんか。』と言っておられました。属に3kと言われる職業で若者には人気がないそうで、若い後継者が不足しているようです。平戸の海は綺麗で海の底まで透けて見えます。空気も清んでいて自然がたくさん残っています。こうした所で過ごすと伸びやかな人生が送れそうです。

 

 船から上がって取り立ての魚をいただきました。刺身や焼き魚です。生徒達の食欲は旺盛で女将さんからもこれだけ食べてくれれば気持ちがよいと言われる位に食べまくっていました。生徒の一人が『もう1回、2年生ばやりたか。また、平戸に来たか!』と言っていました。平戸観光や生月観光など急ぎの旅でしたが、満足できる旅になりました。

 

 家に帰って生徒達がどんな話をしたのか。平戸や生月のこと、船に乗って魚をとったこと、美味しかった魚のことなど話してくれたでしょうか。心に残る思い出になったものと思います。

 

 たくさんの方の協力で生徒たちにすばらしい体験をさせることができました。特に平戸市役所の観光課の皆さんには、新しい宿舎を探していただいたり下見の時は休日にもかかわらず一日つきあって頂きました。熱心に案内していただいたボランティアガイドの皆さん。綾香水産や生月の博物館『島の館』の皆さん、ありがとうございました。

 

田植え体験学習の感想

 

 (1年2組:生徒)

 僕が楽しみにしていた一つ目の授業です。僕は植えることよりも田んぼに入ることが楽しみでした。田んぼに入った最初の感触はヌルヌルで気持ちよかったです。苗を植えるのはとても難しかったです。軽く植えたら倒れてしまうし、だからといって強すぎると奥までささってしまうし………。とても大変でした。多分、僕たちが遅いから田地さんは、僕たちの逆の方から苗を植えていました。その作業を見ていると、スピードはとてつもなく速いです。それに田地さんは黙々としていました。それに比べて僕たちはカエルをとって遊んだり、泥をかけて遊んでいました。それに気付いた僕はなんか申し訳ない気持ちでいっぱいでした………。でも僕たちは後半からスピードを上げて作業を進めていきました。最近、農業の機械がいっぱい出てるけど、やっぱり汗を流しながら愛情をたくさん込めたものが一番ではないかなと思います。そしてこの田植え体験で得たものは『一人一人の苦労や汗があるから僕たちは幸せに暮らせている』ということです。この体験をして僕の生活は変わっていくと思います。例えば、茶碗に米粒が一粒も残らないようにするなど。この体験でいろいろ学べてとても良かったです。

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